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【 頭の疲れを取って元気になろう 】

【 頭の疲れを取って元気になろう 】

「疲れている現代人」

 この頃、雑誌などで「癒す」という言葉をよく見受けます。今から5年くらい前には一般の雑誌ではあまり使われることのなかった言葉のような気がします。私のような仕事をしている人たちは「人を癒す」のがいわば仕事ですので、以前からよく使っていました。それが今では「癒す」というのが流行りのような感じさえ受けます。

 それだけ今では、普通の人たちも「癒し」を必要としているということなのでしょう。逆に考えれば、みんなが「癒し」を必要とするくらい疲れきっている、ということのあらわれとも見ることが出来ます。確かに東京で電車に乗っている人の姿を見ると、みんなどことなく疲れているような感じです。特にお父さんの世代でその傾向が顕著なような気がします。

「頭の疲れを取ろう」

 こんなにも現代を生きる人たちを疲れさせている原因は何なのでしょう。仕事が忙しい、休みが少ない、睡眠不足、食事が不規則・・・様々な原因が考えられますが、最大の原因は頭の中の疲労がとれていないことによるものです。われわれ現代人の頭は常に何かを考え続けています。今やらなければいけないことから始まり、明日の予定、明後日の予定、将来のこと、老後のこと・・・。休む暇なく、少しでも時間があると、すぐに何かを考え始めています。

 私はいつも何か考えているわけではないと思う方は、試しに今読んでいるこの手を休めて、3分間何も考えない状態を続けてみると良くわかります。試してみた、ほとんどの方は1分もしないうちに何かを考え始めてしまったと思います。試してみなかった方は、早く読み終えて、またすぐ次に何をするかを考えているのではないでしょうか。

 このように私たちはノンストップで何かを考え続けているのです。好きなことをわくわくしながら考えるのだったらいいのですが、いつも好きなことだけを考えている人は少ないのではないでしょうか。好きなことも多少は考えるが、大部分は考えなければいけないことや気になることがあって無意識のうちに考えてしまっていることだと思います。

 意識的にしていることであれば、意識的に止めることも出来ますが、無意識のうちに気にしてしまっていることなどは、自分で気にするのをやめよう、考えるのをやめようと思ってもやめることが簡単にはやめることが出来ません。むしろ、やめようと思えば思うほど、よけいにそのことが気になったり、考えたりするものです。

 普段ストレスを感じている人や、何か気になることがある人の頭は、こうして常に考えることを続けているのです。身体にも休息が必要なように、頭にも休みは必要です。身体の疲労はゆっくり休むことで取れるのですが、頭の疲労は、ただ家でのんびりしているだけでは取れません。頭は意識的に空にしないと、すぐ無意識のうちに考えることを始めてしまい、ますます疲労を蓄積してしまうのです。

 頭を空にするというのは言葉では簡単ですが、実際にやってみるとなかなか出来ません。そこで空にする準備段階として、まずいつも考えていることや気にしていることから意識を他の事に向けてみるのです。自分の大好きな趣味がある人は、そのことに没頭しているときがまさにその状態です。好きなことをしているんだけど、何かいまいちスッキリしない人は、好きなことをしながらでも、いつもと同じことを無意識のうちに考えてしまっているのです。

 好きなことをしてもだめ、もしくは好きなことが特にないという人は、まず普段生活しているところから1日だけでも離れてみることです。いつも生活しているところでは、いつのも思考パターンから抜け出すのは難しいので、環境を変えてみるのです。できれば緑が多い自然の中などは理想的です。自然の中では人間も本来の動物としての能力を取り戻しやすいからです。

「野生の動物を見習おう」

 自然の中で暮らす野生の動物は、人間と比べるとはるかにパワフルで、活き活きとしています。そんな野生動物の暮らしは一つのヒントになります。野生の動物には敵と戦うというような一時的なストレスはあるものの、人間のような長期間継続するようなストレスはあまりありません。またいつも時間になったら食べ物があるわけでもないのでいつもお腹が空いています。食べ物にありつくためには、探しに行かなければいけないので、身体は嫌でも動かさざるを得ません。野生動物のように長期間に渡るストレスがなくて、お腹が少し空いていて、身体を良く動かしているという状態が、動物が自然に生きている状態であり、動物が本来持っている自然治癒力が発揮されやすい状態ともいえるでしょう。

 それに比べると人間は、自覚しているかいないかをとわなければ、かなりの人がストレスをため込んでいます。将来のために、老後のためにと常に先の心配をして、頭を常に働かせ頭が疲労をため込むことになるのです。また、動いている量からくらべれば、ほとんどの人が食べ過ぎといってもいいのではないでしょうか。現代の生活は野生の状態と正反対の毎日です。これでは元気がなくなったり、病気が増えるのもうなずけます。

「元気になれる条件」
 このようにストレスがなく、お腹が空いていて、身体を思いっきり動かしていると野生動物のようにパワフルでいきいきと元気に暮らすことが出来ます。しかしこのような状態になれれば理想的ですが、これをすべてクリヤーするのはなかなか出来ません。そこで、これらのどれかが特に問題になったときは、他の2つの条件を意識的におこなうことで、問題の物も解決しやすくなります。

 例えば、常に気になっていることがあり、ストレスがたまっていると感じたら、そのことを考えないようにしようと思っても、つい考えてしまうものです。そんなときは、少し食べるのを減らすか、抜いて、身体を思いっきり動かしてみると、頭が空っぽになり、頭の疲労が解消されて、すっきりと爽快な気分になることができます。

 また、いつも食べ過ぎてしまい、食べ過ぎないように気をつけようと思っても、なかなかできない人は、頭を空にする方法を見つけてみるのです。身体を思いっきり動かすことで、頭を空にするのが理想的ですが、疲れていてそれは無理だという人は、お風呂やサウナにゆっくり入ったり、気持ちのいいマッサージを受けるのもいいかも知れません。

 身体が重くて運動する気にもなれないという人は、週末に1日断食をしてみるとか、晩ご飯を食べないで早めに寝ると次の日の朝、爽やかに目覚めることができます。

 私の場合、仕事をしている場所と暮らしている場所が同じなので、意識的に頭の切り替えをしなければ、一日中仕事のことから頭が離れないという状況になりかねません。そこで私がいつもしていることは、夜お風呂から上がった後、ヨーガを5分くらいしています。それは、身体を柔らかくするという目的よりも、身体を伸ばした時の身体に生じる感覚に意識を向けて、仕事で一杯の頭を身体の方に向けて頭を一時的に空にするためにしているようなものです。また、布団に入って目を閉じても仕事のことを考えているようなときは、へそ下の丹田に意識を集めて呼吸し、頭を空にします。それでも、気になって考えてしまうようなときは、できるだけ温泉に行くようにして、露天風呂で星を眺めながら、意識的にボーとするようにしています。それをやっても、まだだめなときは、フォルスから離れて、どこかに泊まりにいくようにしています。場所が変わるといつもの行動パターンが変わるので、思考パターンも自然に変化するようです。

 いつまでも、いきいきと元気で、楽しく仕事ができるためにも、頭を空にして、頭に疲労をため込まないようにしたいものです。

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