「ヘルシーエイジング」

先日のメルマガで紹介した書籍、
ワイル博士の「ヘルシーエイジング」
読むほどに、なるほどっていうところがあるので、
みなさんにも内容を一部紹介しますね。


老化がありがたくない変化を
もたらすものであることは、厳粛な事実である。
節々が痛む、活力・治癒力・感覚の鋭敏さ・
筋肉の張り・骨密度・性的能力が低下し、
記憶が欠損し、しわがふえ、健康美・友人・家族・独立性が失われ、
医師・薬剤への依存度が高まり、社会的に孤立する。
老化というプロセスのそうした兆候を隠しおおして、
以前と同じようにふるまうことも可能ではあろう。
しかし、人はみな容赦なく肉体の衰えと死に向かっている存在である、
という厳粛な事実そのものを変えることはできないのだ。
われわれにできる最良の選択は、
老化の不可避性を受容し、老化に適応することをこころがけ、
その年齢なりに最高の健康を維持することにあり、
そのための方法ならいくらでもある。
老化を拒絶し、老化に抗しようとする選択は逆効果であり、
人生経験の重要な側面を理解し、
引き受けることに怠慢な生き方であると、私は感じている。
潔く優雅に年を重ねるとは、
老年病の発病を遅らせるために自分ができることはすべて実行して、
あとは自然のなりゆきにまかせるということである。
できるかぎり長期にわたって健康を保持し、
最期にはころっと逝くことだといってもいいだろう。
さらにいえば、
老化は重荷や損失をもたらすものであると同時に、
報酬をもたらすものでもあると、私は確信している。
老木の前に立って感じるあの感動、
あれはなんなのか?
年代物のワインやウィスキーはなぜ、
新しいものよりはるかに価値があるのか?
熟成しきったチーズのあの深い味わいはなんなのか?
ある種のバイオリンは、
なぜ長い年月を経過したものがすぐれているのか?
歳月が培ってきた、それらのものの特質について、
よく考えていただきたい。
そうなのだ、老化はもろさや苦痛をもたらすかもしれないが、
同時に経験の深さや豊かさ、存在、静穏、知恵が織りなす複雑さや、
そしてそのものだけがもつ特有の力と美質をもたらすものである。


「今日のやすらぎ」
やすらぎ農園に行く途中の土手になっている“冬いちご”
甘酸っぱい味が、冬を越えた春を感じさせてくれます。
冬いちご

“「ヘルシーエイジング」” へのコメントはありません。

  1. mizuharaさん

     お久しぶりです。”エイジング=aging”は、一見、無機質に思われる金属でも使われる言葉でもあり、良い性質にするための熟成の意です。
     また、先日、300年前に創られたアントニオ・ストラディバリのヴァイオリンを聞きました。素晴らしい演奏家を通して、時を越えて作者と会話した不思議で、清々しい、気持ちを味わいました。作者は93歳の生涯で、70歳を過ぎてから、自ら満足のいくヴァイオリンを創ることができたそうです。
     agingを良い方向へ利用したいものです。
     皆様にとって、良き年となりますように。

  2. やすらぎ大沢

    mizuharaさんへ
    エイジングって、金属でも使われる言葉なんですね。
    良い性質にするための熟成の意味って、まさにエイジング本来の意味って感じですね。

  3. やまけいさん

    「ヘルシーエイジング」、早速楽天ブックスへ注文しました。楽しみです。大沢先生の「これはおすすめ!」の一言で。
    以前「モクモクファーム」を紹介しておられて、その時も滋賀の美術館へ行くついでに一駅先の草津の直営レストランに行ったのでした。もちろん満足して帰りました。
    いつも「きっかけ」をいただきありがとうございます。本はお正月にゆっくりと読みたいと思っています。これから暮れまで忙しい毎日ですね。どうぞよいお年を!  島根県松江市より

  4. やすらぎ大沢

    やまけいさんへ
    いつもありがとうございます。
    これからも、みんなの気づきにつながる情報発信させていただきますね。
    どうぞ、良いお年をお迎え下さい。

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