やすらぎの里 通信 Vol.97 【体の声を聴くダイエット】

【目次】
○体の声を聴くダイエット
○グリーンスムージー
○寄せ書きから


【体の声を聴くダイエット】

蒸し暑い日が、多くなってきましたね。

薄着になることも多くなり、夏に向けて、
ダイエットしようと思う方も多いと思います。

ただ、やみくもに食事の制限をしたり、無理な運動を
しても続かないし、かえって、リバウンドで体重も増え
ることになったり。

そこで、今回はやすらぎの里で提唱する、
大人の方に向けた、からだの声を聴くダイエットを紹介します。


「ダイエットで大事なこと」

ダイエットという言葉は、ウィキペディアによると、

“ダイエットとは本来「健康的な体型になるための食事
療法、または食事そのもの」を指す言葉なので、
肥満体型の者が食事療法によって体重を落とすこと
のみを指すのではなく、痩せすぎの人が食事療法に
より食べる量を増やして、太ることで適正体重に戻す
食事療法も「ダイエット」と言う。“

まさにそうで、ダイエットをしたおかげで、体重は減ったけど、
体調を崩したということになったら、
それは、ダイエットではなく、やつれただけということになりかねません。

特に、若いうちなら、多少の無理も利きますが、
大人になってから、無理を続けていると、ただ痩せるだけでは、
健康的な体型にはなれません。

そのために、大事なことは、代謝をあげることと、
体の声を聴いてあげることです。

一見、関係ないことのようですが、
実はこの二つには密接な関係があります。
なぜかというと、一般に言われているように、
ただ、運動をするだけでは、代謝は上がりません。

自分の体の声を聴いて、体の欲求を満たしてあげると、
体は、本来持っている機能を充分に発揮します。

そのことが、代謝が上がる、
そして、体重が減りやすくなり、増えにくくなる、
本来のダイエットにつながってくるのです。


「体の声を聴く」

体の声を聴くって、よく言われますが、具体的に
どんなことなのでしょう。

体は、恒常性維持機能という、体の機能を一定に
保ち、バランスを保つ働きを持っています。
しかし、飲み過ぎ食べすぎや、不規則な生活や
ストレス、過労が続くと、その機能が一定に保てなく
なり、体が悲鳴を上げ始めます。

例えば、胃が痛くなったり、肩が異様に凝ったり、
疲れが抜けなくなったり、眠れなくなったり。

それらはすべて、体のバランスが維持できなくなりそう
だよ~という、体の悲鳴です。
体は声に出して言うことができないので、辛い症状を
通して、訴えかけてきます。

すべての症状には理由があり、体の声が隠されて
います。

この体の声を上手に聴いて、恒常性維持機能の
バランスを戻してあげると、体は安心して、本来の働
きを充分に発揮してくれます。

ダイエットにも、この視点は大事です。

ただ、むやみに体重だけを減らそうとしても、
体の自然な欲求に則っていなければ、がんばって
いる割には、効果が出ません。

まず、自分の体がどうなっているか、知るためにも、
自分の体の声をしっかり聴く。

そして、体の自然な欲求を満たしながら、ダイエットを
していけば、無理なく減量でき、そして、リバウンドの
心配もなくなります。


「代謝のいい体とは」

雑誌やテレビで、代謝をあげるためには、○○を食べるといいとか、
筋トレをやって、筋肉をつけなければいけないとか言われていますね。

確かに、どれも一面の真実ではあります。

しかし、それがすべてに当てはまるわけではありません。
なぜかというと、○○を食べたら、効果のある人もいる
けど、まったく、効果のない人もいる。
筋トレなどの運動でも同じことが言えます。

なぜ、そのような違いが出るのでしょう?
答えは、その人のその時の状態に合っているかどうか
です。
ここで注意したいのは、合うか合わないかというのは、
その人に、固定されたものではないということです。

私達は、自分の体質を固定されたものと思いがちです。
確かに、ある程度の傾向はありますが、
この体質といわれるものは、いつも同じではなく、
実際には、かなり幅をもったものです。

その時、その時によって、常に変動して、ゆらぎの中に
あるのが、生きている体です。
だからその時その時によって、必要なものは違います。

その時の自分の体に合ったものが、いいタイミングで出来たときに、
体のスイッチが入り、代謝が上がってきます。

そんなタイミングなんて、どうすれば分かるの?

自分の体が求めているものを聞き分けて、
いいタイミングでやってあげなければいけません。

そのために必要なのが、自分の体と向き合い、
今、体が何を欲しているのか、体の声を聴いてあげることです。


「脳内伝達物質」

代謝のいい体を作るためには、
食事や運動が大事だということは、
一般的に知られています。

実は、それだけではなく、やる気とか、落ち着いた気持ちなど、
精神的な影響も代謝と密接な関係があります。

これには、主に脳内の神経伝達物質が関係しています。

例えば、ドーパミン。
快楽と関係ある神経伝達物質として有名です。

これは、自分がやりたいことが達成できた、
好きな人に会ったといようなときの興奮をともなうような快感です。

例えば、スポーツ選手が優勝を勝ち取った瞬間。
脳からは大量のドーパミンが放出され、やった~!と、
全身を快感が走ります。

また、ひたすら勉強して、難しい試験に合格して、
資格を取得したときも同じです。
体が熱くなり、興奮して震えが出たりします。
声も動作も大きくなり、疲れが一気に吹き飛びます。
このようなときは、体の代謝が瞬間的に高まっています。

逆に、ショックなことがあって、ド~ンと落ち込んだ時は、
ストレスと関係ある、コルチゾールというホルモンが分泌され、
代謝が一気に低下します。

気力がなくなり、何をするのもおっくうになる。
これは、精神的にだけではなく、代謝が落ちて、
体の活動性も低下しているからです。

もうひとつ、大事な脳内伝達物質のセロトニン。

休日の午後、ゆっくり好きな音楽を聴いているときなど、
穏やかな気持ちで、リラックスできているときに、たくさん
分泌されます。

このセロトニンには、感情を安定させたり、食欲を抑える
働きがあります。

セロトニンは、生理前になると、分泌が低下してきます。

だから、生理前になるとイライラしたり、
食べ過ぎたりしやすいのです。

代謝を上げるために、好きなことをする時間を削って、
苦手な運動を我慢してやっても、代謝が上がるどころか、
代謝が悪くなる場合もあります。

さらに、そのことがストレスになるようであれば、
イライラして食べ過ぎてしまい、
ダイエットには逆効果になりかねません。


「充分な休息」

先日、高原館に滞在したゲストの方で、足をケガして
しまった方がいました。
足をケガしたので、今回の滞在は無理をしないで、
ゆっくり休もうと思い、寝たいだけ寝たそうです。

そして、食事もそれなりに食べた。
がんばらないで、充分に休息をとった。

それでも、がんばって歩いた時と同じように、体重が
減った。

「なんで、何もしなかったのに、体重が減ったんでしょう?
ゆっくり休んだので、疲れも取れて、体調もいいです」
本人は不思議そうに、話していました。

人は心底リラックスして、充分に休息をとると、
体の機能が回復して、代謝が上がり、適正体重に向かいます。

代謝をあげるためには、運動をしなければいけない。
確かにそうですが、本当に疲れているときや、寝不足が
続いているときは、しっかり睡眠をとって、ゆっくり休むのが優先です。

人間は、熟睡しているときに、
成長ホルモンが活発に分泌されます。

成長ホルモンは、筋肉を増やしたり、脂肪を燃やす働きがあり、
代謝のいい体を作るために重要なホルモンです。

運動も大事ですが、それは、睡眠時間がしっかりとれて、
充分な休息ができている場合です。

疲れている体にムチ打ってがんばっても、
代謝は上がりません。

まずは、今までの疲れをしっかりとる。
そして、気持ちよく動く。

そこには、がんばるという無理はなく、
自然に体が動きたくなって動くという、動物、本来の姿があります。

僕が面談のときに、まずは、たっぷり寝て下さいと、
いつも言うのは、そんな理由があるからです。

寝不足で、慢性的な疲れが溜まっている方、
がんばって運動しても痩せない方。

まずは、たっぷりの睡眠と休息をとる、
そこが、無理のないダイエットのスタートです。


「気持ちよく動く」

本当に疲れている人や寝不足の人がやすらぎの里に来ると、
最初の3日間くらい、ひたすら寝ている場合があります。

そうして、ひたすら寝ていると、回復食が始まる4日目くらいになると、
がぜん元気になって、びっくりするくらい動き始めます。

「もう、じっとしていられなくて、動きたくて、しょうがないんです。
散歩って、本当に気持ちいいですね~。」

生まれ変わったような表情で、話してくれます。

無理に運動しようと思わなくても、
しっかり疲れが取れると、自然に動きたくなるんですね。

大事なことは、気持ちよく、楽しく、体を動かすこと。

運動の種類は、どんなことでもかまいません。
ゴルフでも、ダンスでも、ショッピングだっていいんですよ。

楽しいことをしてるときは、代謝が上がっています。
だから、楽しいことだったら、なんでもいいです。

代謝をあげるために、必要だと言われている筋トレだって、
嫌なのに、無理にやっても効果は、それ程あがりません。

それよりも、家でごろごろしながら、
ゆっくりストレッチをしている方が、効果がでる場合もあります。

気持ちいいというのは、体が喜んでいる合図です。
それは体の滞りが取れた、悪いところが治ってきてるよって、教えてくれているのです。

また、気持ちいいことは、セロトニンの放出量を増やすので、
感情が安定して、食欲も適正になります。

くれぐれも、辛い運動を我慢して続けて、
ストレスを増やすようなことにならないように。


「食べ過ぎないために」

食べ過ぎてしまうのは、自分の意志が弱いからだと思っていませんか?

体は、なんの理由もなく、無茶なことはしません。
自分で止められない行動には、必ず何か理由があるものです。

女性の人に多いのが、栄養不足です。

パンやおにぎり、パスタなど炭水化物とサラダなどの野菜だけの食事をしていると、
カロリーは足りていても、脂肪やたんぱく質などは不足しています。

甘いものを頻繁に食べるようになったら、
良質の脂肪をしっかり摂るようにするといいです。

油には血糖値を下げない働きがあるので、
次の食事までお腹が持つので、間食をしないでも済みます。

また、ポテチやおせんべい、カップ麺など、
しょっぱいものが無性に欲しくなったら、
アミノ酸が足りていない合図です。

たんぱく質の旨味の元はアミノ酸なので、
お魚やお肉、豆製品などをしっかり摂るようにするといいです。

これから、暑くなるとアイスを毎日食べてしまうという方も多いと思います。

アイスを食べたいというのは、
冷たくてさっぱりしたものを欲しいという、体の声です。
そんなときは、プレーンのヨーグルトを食べてみる。

どうしても甘みが欲しいときは、果物を入れたり、
ハチミツやメイプルシロップを少しかけるといいでしょう。

ただ、がまんするだけでなく、体の欲求を聞き分けて、
うまく満たしてあげると、無理なく続けることができます。


「どうしようもないときは」

もう、自分ではどうしようもない。
体の声も味覚もおかしくなって、まったく分からない。

そんなときは、日常から離れて、リセットが必要です。

やすらぎの里でやっているプログラムは、滞在中に
体重を減らすことだけを目的にしていません。

頭も体も空っぽにして、しっかり疲れを取る。
マッサージなどの施術で、ゆがみやこりをとる。

ヨガや呼吸法で、気持ちを静めて、体と向き合う。
丁寧に作られた食事をゆっくり良く噛んで食べる。

しっかり体の欲求を満たしてあげれば、
体の代謝がよくなり、本来のあるべき体型になってきます。

自分では分からなくなった心と体の声を体に代わって、
本人に分かりやすく伝えてあげる。

それも、私の大事な仕事だと思っています。   
大沢


 
                           
【 やすらぎのレシピ 】

蒸し暑い日が、続いていますね。

こんなときにおすすめなのが、
今話題のグリーン・スムージー。

果物とたっぷりの野菜で、ビタミンやミネラルの補給と一緒に、
お腹の大掃除にもなるので、デトックスの効果のばっちりです。

普段は忙しくて作れない方も、
お休みの時間のあるときに、たっぷり作って、
半日スムージーだけで過ごしてみるのもいいです。

外食が多くて、野菜を食べることが少ない方は、
一度にたくさんの野菜や果物が摂れるのでおすすめです。

今回は、やすらぎの里でお出ししている、
野菜のスムージーを紹介します。


「ケールと小松菜のグリーンスムージー」

青汁で有名なケールとミネラルたっぷりの小松菜を使った、
グリーン・スムージーです。

見た目は、青汁そのものなので、苦そうに見えますが、
りんごの甘さで、以外に飲みやすい、美味しいスムージーです。

●材料 10杯分
ケール100g、小松菜100g、人参30g、
パセリ3g、りんご400g、りんごジュース500cc、
レモン汁50cc、水1000cc

●作り方
1、野菜とりんごを適度な大きさに切る。
2、1と他の材料をミキサーにかける。
※ケールは、ネットで冷凍のものが売っています。
手に入らなければ、キャベツで代用することも出来ます。


「人参と生姜のスムージー」

人参の色がきれいな、オレンジ色のスムージー。

生姜とりんごジュースでさっぱりした味です。
人参と生姜なので、生野菜は体が冷えるという方にも
おすすめです。

●材料 4人分
人参150g、生姜小さじ1(皮ごとすった状態で)
レモン汁小さじ1、りんごジュース2カップ

●作り方
1、人参を小さく刻む
2、刻んだ人参をミキサーに入れて、レモン汁とりんごジュース、生姜を入れて撹拌する。
※人参をジュースにするときは、レモンを入れないと、
人参に含まれるビタミンCが壊れてしまいます。


【 寄せ書きから 】

やすらぎの里では来ていただいた方が、お帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
その中の一部をご紹介させていただきます。

6年ぶりに戻ってきました。
変らずゆっくり穏やかに流れる時間。
和やかで笑顔のスタッフの方たち、清潔な施設、明るい参加者の方々。
一方、メニューやプログラムは、バージョンアップしていてびっくり!
本当に癒され、楽しく幸せな時間をありがとうございました。 

40代 女性
                            
60歳の良い記念となる経験をたくさんさせていただき、
とても感謝です。
責任や義務から少し離れて、先生の言葉のように、
他人に大切にしてもらうこと、そこで生まれたエネルギー
を今度は家族や身近な人へ伝えていくこと。

一週間の幸せな時間を支えてくださった、先生はじめ、
スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
                         
60代 女性

始めの面談で「断食は2日にしないとバテるよ」と言われ、
正直、残念と思いましたが、まさにその通り。

でも回復食が始まってからは、便通、体脂肪、腸の働き、
肌ツヤ、すべてがキレイになっていくではないか!!
先生、スタッフのみなさんに心から感謝です。
きっと、また来る。(^-^)
                        
20代 女性

最初は、正直 「本当に大丈夫かな~?」
と思っていたのですが、全くの杞憂でした。
心も体もすっきりするというのは、こういうことかと分かり
ました。

これも先生のお人柄はもちろん、スタッフの皆さんが
一生懸命支えてくれていたからだと実感しています。
本当にお世話になりました。
やすらぎの里がいつまでもここにありますように。
                       
30代 女性


「編集後記」

やすらぎの里がある浮山温泉郷は、やまももがたくさん
自生しているので、やんもの里といわれています。

梅雨になると実が赤くなり始め、7月になると真っ赤に
熟した実が落ちて、道路が赤く染まるほどです。

今年も完熟のやまももの実をたくさん収穫できました。

このやまももは、野生種なので、実が小さく、ジュース
にするほどの果肉はないので、地道に実をほぐして、
デザートに使って、その鮮やかな色を楽しみます。

これで、今年もしばらく、やまももが楽しめそうです。
自然の恵みに感謝。(^人^)             

大沢

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