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温泉とマッサージがついているので、楽しく断食ができます。

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「News Letter Vol.6」

●目次
○八ヶ岳の森から「溢れんばかりの緑に包まれて」
○特集「アトピー性皮膚炎の正しいステロイド剤の使い方」
○フォルスの台所から「初夏の献立、フォルスのレシピより・キャロブケーキ」
○スタッフ紹介
○情報スクランブル「ナバって知ってる、ヤドカリからのおさそい」


  
「溢れんばかりの緑に包まれて」  
 日本で一番日照時間が多く、晴れた日が多い八ヶ岳の山麓もさすがにこの時期は雨が多く梅雨を感じさせます。しかし、気温があまり高くないので蒸し暑いという感じはほとんどありません。
 雨が降ったり、曇ったりすると時折、一瞬にして霧が周りを覆いつくし、濃い霧の中に緑の木々が浮きあがり、とても幻想的な感じになります。こんなときリビングでゆったりと外の景色を眺めていると、梅雨も悪くないなと思ってしまいます。
 気温も上がり、雨の日が多くなると草が待ってましたとばかりにどんどん伸びてきます。フォルスの周りも雑草に混じって、ハーブや山野草のきれいな花が元気に咲いています。
 トレーニングルームも完成し、庭もだいぶ雰囲気が出来てきましたので、梅雨明け頃にはきれいなお花もみれるのではと今から楽しみにしています。また、駐車場の周りにだいぶコスモスの苗を植えましたので、夏の終わりから晩秋まで綺麗なコスモスの花が楽しめると思います。


「食事付きのコースもあります」
 フォルスでは断食を食事療法の一つの手段として考えており、どんな人でも断食さえやれば良いとは考えておりません。その人にあった食事療法を指導するというのが基本にあります。
 ところが断食というのはやはりかなりインパクトがあるようで、フォルスは断食をするところというイメージをかなりの方がお持ちのようです。確かに断食もできますが、身体に無理のないご飯とお味噌汁だけの半断食、一日800~1000カロリーとかなり低カロリーな治療食を食べながらのコースもあります。ここで食べた食事を毎日の食生活の参考にしてみるのも良いでしょう。
 腹八分目の食事を食べ、気持ちの良い治療を受け、緑の中を思いっきり散歩し、静かなテラスでのんびりと過ごすという滞在もリフレッシュにはいいですよ。
 治療食を食べながらという場合に限って、滞在期間も自由に選べるようになっています。もちろん6泊7日の滞在が全てのプログラムを消化できるので、特に初めての方にはそちらの方をお勧めします。ただし、ハイシーズンは混み合いますので、6泊7日のコースの方を優先にさせていただいております。ご了承下さい。


「アトピー性皮膚炎の方ための正しいステロイド剤の使い方」
 アトピー性皮膚炎になり長期間苦しんでいる方や症状がひどい方は、かなりいろいろな手段で症状の改善を試みます。特に長い間苦しんでいる人は、いろいろな方法を試しなかなか良い方法がなく、断食をする方も多くみられます。フォルスにもアトピーの治療を目的に来る方がたくさん見えます。
 そんな中で、ときどきステロイド剤を長期間にわたって使用していて、副作用が心配になり急にやめて、リバウンド現象でかなり悲惨な状態になり、学校や仕事にも行けず苦しんでいる方がいます。
 確かにステロイド剤はホルモン系に作用する薬なので、強いものを長期間使用すると様々な副作用が出るもの事実ですが、使い方によってはとても便利な薬であることも事実です。
 ステロイド剤の効用は、症状のひどいときに、その症状をコントロールするために使うもので、あまり症状がひどくもないのに使うものではありません。しかし、症状がひどい場合には、これほど症状をコントロールするのに有効な薬はなく、使わなければいけない時期に使わないでいると、しなくても良い苦労をする羽目になります。
 それではどんなときに使い、どんな時は使わない方がいいかというと、皮膚の炎症、かゆみがひどく黄汁が出ている場合は、迷わず使った方がいいでしょう。また、掻き傷が出来てひりひりするような所にも狭い範囲で塗りましょう。
 皮膚の赤みが少し取れ、かゆみだけの場合、特に顔や首の皮膚は敏感なので、出来るだけステロイド剤ではなく、漢方の塗り薬で対処した方がいいでしょう。特に皮膚の乾燥を伴いかゆい場合は、漢方の紫雲膏という薬が良く効きますので、試してみて下さい。
 ステロイド剤には強さの段階がいくつもあり、使う場合は、出来るだけ少ない量を、短い期間、狭い範囲で使うという事が大切です。しかし使わなければいけないときはすぐに使うようにした方が、苦痛が少なくいいと思います。また、アトピー性皮膚炎の方の日常生活での注意事項や、有効な治療法はこれから随時掲載していきたいと思っています。
 ステロイド剤の強さのランクを掲載しておきましたので参考にして下さい。強さが中程度以下の薬を長期間連続して使用せず、正しい使い方をしていれば副作用の心配はあまりしなくても良いでしょう。

(主なステロイド外用剤と強さのランク)

  薬効      商品名
 
        デルモベート
  最強    ジフラール
        ダイアコート

 強・強    フルメタ
        メサデルム
        マイザー
        アンテベート
        リンデロンDP
        ネリゾナ
        テクスメテン
        トプシム
        ビスダーム
        アドコルチン
        パンデル
        ザルックス
        ボアラ
        エクラー

  強     リンデロンV
        ベトネベート
        トクダーム
        プロパデルム
        リドメックス
        フルコート
        フルベアンコーワ
        アルメタ
       
  中     ケナコルトA
        レダコート
        ロコルデン
        ロコイド     
        キンダベート
      
  弱     オイラゾンD
        グリメサゾン
        ヴェリダーム
        メドロールアセテート
        プレドニン
        コルテス
        テラ・コートリル

「川島真著「アトピー性皮膚炎・ステロイドに救われた」東洋出版より抜粋」


【フォルスの台所から】
「初夏の献立」
 ・じゅん菜と卵豆腐の冷製
 ・酢味噌和え(ニジマス・分葱・若芽)
 ・玄米小豆ご飯
 ・姫竹とよもぎ麩の味噌汁 
 ・ニジマスの木の芽味噌焼き
 ・秋田蕗の土佐煮 
 ・アンズのシャーベット 
 
 毎週土曜日は週末コースの方がお見えになりお食事を食べながら、治療を受けてリフレッシュされていかれます。金曜日は断食明けの方が多いので、動物性のものは使わないので、土曜日にはお魚料理を1~2品おつけしています。小淵沢は豊富な湧き水に恵まれた所なので、その湧き水を利用して川魚を養殖しているところが多くあります。フォルスの近くの「大滝湧水」という神社の境内にある湧き水を使った養魚場で生きたままのニジマスや岩魚を求めて料理に使っております。鮮度がとてもいいので、主人にさばいてもらって、薄く切り酢味噌和えに使ったり、軽く酢じめにしてお刺身にしたりしていただくと思いの外生臭くなく美味しいものです。                     文枝


「フォルスのレシピより」
○キャロブ・チョコケーキ
 チョコケーキとはいっても、チョコはどこにも入っていません。チョコのような風味のあるキャロブ粉を使ったケーキです。前回キャロブ・タルトのレシピを掲載したら、思いの外好評で、問い合わせが多かったので、今回もキャロブ粉を使ったデザートをご紹介します。やっぱりみんなチョコは好きだけど我慢しているんだなと思います。これは自然な甘みのものだから安心して召し上がれ。
「材料」
・地粉      1カップ
・片栗粉    1/2カップ
・キャロブ粉  1/4カップ
・重曹      小さじ1
・ぬるま湯    150cc
・菜種油     大さじ3
・レーズン   1/2カップ
・アーモンド  1/2カップ 
「作り方」
1、粉類はあわせてふるい、ボールに入れる。
2、ぬるま湯、菜種油、レーズン、アーモンドを良  く混ぜ合わせ、手早く混ぜて型に流す。
3、180度のオーブンで約25分焼く。
 たったこれだけでできあがり、あら簡単。


【情報スクランブル】
「スタッフ紹介」
 先月お送りしたニュースレターで紹介した男性スタッフの関口さんは、実は5月下旬よりひと月の予定でベトナムに行っています。標高1000mの涼しい高原から熱帯のベトナムに行って本業の仕事に精を出していることでしょう。
 現在はいつもにこにこ顔の高橋さんと話し好きの松尾さんの2人の女性スタッフにお手伝いいただいています。1才3ヶ月になり近頃成長著しい息子の「玄」がパワーアップして手に負えなくなってきたので、この2人の女性スタッフはとてもたのもしい存在なのです。また、特に女性の方は、同性でいろいろ相談できる人がいるというのは、気安く相談が出来るようでゲストの方にも好評です。
 スタッフはグリーンのエプロンをしていてすぐ分かると思いますので、是非お気軽にお声をかけてみて下さい。 


「ナバって知ってる」
 ナバは摂食障害から回復を願う人々の集まりで、摂食障害者が居心地良く、安心して集まる場として、回復の手助けを目的に活動する会です。
 特に初めての方は、毎月第一木曜日1:30~3:00におこなわれるウェルカム・ミーティングに参加してみることをお勧めします。どんな人でも、どんな状態でも、自分一人で孤立していないで出かけてみるといいですよ。
 問い合わせ先
〒156 東京都世田谷区上北沢4-19-12
      シャンポール上北沢212
        TEL 03ー3302ー0580


「やどかり」からのおさそい
 摂食障害者を抱える親御さんやご家族の方は、その対応に不安や戸惑いを抱えている方も多いのではないでしょうか。「やどかり」はそんな親や家族の方々がみんなで情報交換したり、支えあって回復への道を探っていく会です。このような問題を抱えている方は、本人だけでなく家族の方もイライラを募らせて本人と衝突したり、悩んだりしている方も多いようです。
 摂食障害は本人だけの努力ではなかなかうまく回復しないことが多く、家族の協力が必要です。しかしそんなときの家族の方のする対応は、必ずしも適切といえない場合が多いようです。家族だけで悩まず是非出かけてみて下さい。
 連絡先は上記のナバ事務所まで


 【寄せ書きから】
 フォルスでは来ていただいた方が、お帰りの際に寄せ書きを書いてもらっております。ほんの気まぐれで始めたことだったのですが、今になってみると一番の宝物になっています。
 いくら忙しくても、この寄せ書きを読む度にやる気がわいてきます。こちらにいらしたときには是非開いてみて下さい。

 「断食をしよう」と決めてから随分と「何日、どこでやるか?」について迷いました。今はフォルスに来て良かったと心から思います。「今までの私」と「これからの私」の間に無理なく、たぶんきっとサンドイッチのようにぴったりとはさまった一週間は、本当にいい弾みになったと思います。
 先生から学んだことは、健康に生きる道の深さでした。行き詰まっていた私に、新しい風穴をいくつも開いて下さったこと、毎日していただいた治療、本当に有り難うございました。お料理も最高、梅干しからディナーまで、忘れられません。ずっとすてきなご夫婦でいて下さい。   26才 女性

 正直に言うと「こんなにつらいとは思わなかった」と思ったことがありました。現実に体験してみると、いろいろなことが見えてきて、分かってきて、とてもすてきな一週間でした。
 先生の行き届いた治療とお話をする度に、とても元気になりました。毎回、感激したお食事も、今まででこんなに大事に味わったこともなかったように思います。
 全てがとても新鮮で、八ヶ岳の自然にもふれることが出来て、何かが塗り変わった気がします。有り難うございました。                             24才 女性


 「編集後記」
 晴れることの多い八ヶ岳の山麓も、この時期は雨の日が多いようです。しかし、この雨のおかげで、庭の芝やお花にも水をまかなくても良く、助かっているところもあります。
 車で出かけたときなど近所の農家の庭にたくさんいろとりどりの花が植えてあるのを見る度に、今年の夏こそはと思い買い物の度に花の苗を買ってきています。 しかしこの頃、「クレア」に記事が載ったせいか、忙しい毎日が続いており、なかなか好きな庭仕事が出来ず、身体がうずいています。
 思いっきり体を動かして、汗をかき、お腹を空かせてご飯を食べる。こんな当たり前のことがなかなか出来ないものです。 大沢

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