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「たかが便秘されど便秘」

 「たかが便秘されど便秘」

「たまらない女」という本にフォルスが紹介されてから、日本全国からえりすぐられた「たまっている女」の方々がたくさんお見えになります。フォルスでは断食療法を取り入れている関係で、以前から便秘の方は多い方だと思っていたのですが、その本が出てからは、ここがまるで「便秘改善センターフォルス」だったかな?と思えるほど便秘の方が増えました。

 そんな便秘で悩んでいる方の話を聞いていると、中には相当深刻に悩んでいる方もいます。悩みが悩みだけに誰にでも相談できるわけでもないし、いけないと思ってはいるものの下剤に頼り、どんどん量がが増えてしまいます。中には「コーラック」を毎日100錠飲んでしまうという方もいました。

 「便秘と体質」

 西洋医学では便秘といえばひとくくりにしていますが、東洋医学では便秘もその人の体質によっていくつかのタイプに分類して考えます。もちろんそれぞれのタイプによって治療法や食事の指導法が異なってくるので、自分の便秘がどのタイプなのかを知るのはとても大切なことです。

 便秘は大きく次のタイプに分類されます。
1,乾燥タイプ
 便がウサギの糞のようにコロコロしている。腸が乾燥して便からの水分吸収が過剰になっている。身体が乾燥ぎみの人に多い。黒ゴマ、プルーン、クコの実などがよい。漢方薬では麻子仁丸、潤腸湯。
2,熱実タイプ
 便が大きくて堅い。排便するときは大変だが出すとすっきりする。腸に熱がこもっていて便が堅くなっている。暑がりで、体力がある人に多い。青汁
アロエ、バナナがよい。水を多めに飲むのもいい。
3,虚弱タイプ
 始めは堅いが、途中から柔らかくなってしまう。胃腸の働きが弱り、蠕動運動がスムーズに行われていない。元気や体力のない人に多い。
 山芋、人参がよい。よく噛んで食べるのが大切。漢方では大黄甘草湯がよい。
4,気滞タイプ
 お腹が張ってすぐに苦しくなる。便が出てもあまりすっきりした感じがしない。お腹にガスが溜まっているためにお腹がパンパンになっている。ストレスが多い人に多い。ストレスをため込まないで、運動や趣味で発散させる。漢方では大柴胡湯、大承気湯がよい。

 「便秘の解消法」

 便秘を解消するためには、上記のタイプ別の解消の他に全員に共通する注意点があります。

 まずなんといっても繊維の多いものを食べるというのが一番重要なことです。便の量は繊維の量に比例しますので、繊維分の多い食品を食べなければ便の量が少なくなり、便意を感じにくくなります。  繊維の量を増やすために一番効果的な方法は主食であるご飯を玄米や五分づき米に変えることです。日本人がもっとも食べている食品がお米ですから、そのお米を繊維分が多いものに変えると、トータルで摂取する繊維の量がだいぶ増えるのです。

 しかし、近ごろではお米自体を食べない人も多いので、そのような人はまず、お米を1日2~3杯は食べるように心がけるといいでしょう。

 次に大切なのはストレスを減らすことです。ストレスを受けると交感神経が優位になり胃腸に分布している副交感神経の働きが抑えられ、腸の蠕動運動が低下し便秘になるのです。

 ストレスというと嫌な上司がいるとか、仕事がきついなど嫌なことだけが問題だと考えがちです。しかし、どんなことでもそのことだけに捕らわれているとストレスになってしまいます。勉強、仕事、家族、将来のことなど、そのことだけが気になって頭から離れないようになったら、意識的に頭を切り替えなければ、自分でも知らないうちに大きなストレスになってしまいます。

 そんなときは、いつもと違う場所で、違うことをするのが効果的です。お勧めなのは自然の中でぼーとしたりのんびり散歩することです。自然の中では頭も身体も自然のリズムになるので、普段のとらわれから解放されやすいのです。

 3番目に大切なのが運動です。身体を適度に動かしていないと新陳代謝が低下し、腸の働きも悪くなります。ただし、絶対にしなければいけないとあまり、自分を追い詰めるとそれがストレスになり、せっかく運動しても残念ながら逆効果になる場合もあります。あくまでも楽しみながら気持ち良く身体を動かせるという範囲でできたらいいですね。

 最後に便意を感じたら、何はさておきまずトイレに行くという習慣を身に付けましょう。現在下剤を飲まなければまったく出ないとい人は、まず自分に合った漢方を飲んで便意を取り戻します。合わせて食事に気をつけ、ストレスを上手に発散していけばそのうち薬を飲まなくても出るようになります。

 あきらめないで、正しい方法で対処すればあたなも「たまらない女」になれるのです。

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