フォルス News Letter  Vol, 29 平成12 年4月28日発行

●目次 
○新緑の森の中へ
○フォルスの台所から「春の献立、フォルスのレシピより(フキの信田巻、ヨモギもち)」
○情報スクランブル「書籍紹介」ソース「スタッフ紹介」三保田先生
○八ヶ岳までの道のり
○寄せ書きから


「新緑の森の中へ」
 
標高1000mの八ケ岳山麓はあたり一面花盛りです。
小さな黄色い花の暖紅梅に始まり、山里に春を告げる純白のコブシ、梅、桜、花水木、レンギョウ、雪柳、芝桜、水仙・・・。
冬の厳しいこの辺りでは春の訪れが遅いため、暖かくなると草木が一斉に花を咲かせます。
長い冬の間、緑の葉を落とした森からは色がなくなっていたので、みずみずしい春の花の色はより鮮やかに目を楽しませてくれます。
 
今年は2月3月が寒い日が多かったので、本当に春が待ち遠しく感じました。
夏になると嫌というほど伸びてくる草の緑にでさえも春を感じて、もっと早く伸びて辺り一面緑にしてくれないかと思うほどです。
こんなにも春を有り難く、自然の巡りの力の偉大さを感じられるのも、この八ケ岳で冬を越したからこそでしょう。
八ケ岳の春はどんなに厳しくても、辛くてもみんなに春は必ずめぐってくるからと優しく語りかけているようです。
 
都会に暮らしていたときでも庭木や電車の中から眺める河原の景色に季節を感じていたのですが、八ケ岳で暮らすようになってからは季節の変化を身体全体で感じるようになりました。
肌に感じる風、気温、一日ごとに表情を変える八ケ岳の景色や木々の芽吹きの状態、草木の香り、気持ちよさそうにさえずる鳥の声・・。
特に朝「テラ」と散歩にいくのは私の一番のお気に入り時間で、森の精気や木々の匂いが充満しているので、散歩しているだけで身体に元気が満ちてきます。
治療ということを仕事にしている私にとって、この自然の中で暮らしているということがとても大きな力になっているのです。
八ケ岳の森から元気をいただいて、ゲストの方にその元気を伝えてあげる。結局、私もゲストの方も森の力で元気になっているんですね。
 
東洋医学の基本には陰陽五行という考え方があります。
これはこの世界に存在するすべてのものを5つの働きに分類して、それらのかかわりから自然の摂理を解くものなんですが、季節もその働きの中に分類されます。春はその中で木(もく)というグループに分類され、朝日が昇る東の方角とか木々がのびのびと成長していくような、これから新しいことが始まってどんどん成長していく、そんなエネルギーを持っているのが春という季節なのです。
 
この春のエネルギーをうまく使って、新しいことを始めたり、のびのびした気持ちで毎日を過ごすことができれば、春という季節はとても気持ちのいい季節になります。ところが、自分のやりたいことを押さえつけられている環境だったり、自分の気持ちを押さえ込んでいるような人にとって春は気分が不安定になったり、憂うつになったりと調子を崩しやすい季節でもあります。
精神科の病院がいちばん忙しくなるのもこの春の時期なのです。 
 
自然からかけ離れた生活をしている人はあまり実感がわかないかもしれませんが、子供や動物は敏感に季節の変化を感じ取り、そわそわと落ち着かなくなります。
家の中に閉じこめられたり、鎖でつながれたりしないで、自然の中を思いきり駆け回りたくなる、そんな力をもっているのが春という季節なのです。
 
普段あまり体を動かす機会がない人や、運動しようと思っていてつい先延ばしにしていた人は、この春の力を味方に思い切って始めましょう。
この季節は都会でも新緑がきれいで陽気もいいので運動するにはもってこいです。
 
いままであまり運動をしていなかった人はまず歩くことから始めましょう。
今はおしゃれで機能的なウォーキングシューズが沢山ありますから、一足新調してみるのも手です。
履き心地のよさそうな靴はつい履いてみたくなるものですから、散歩に行く回数も増えるというものです。
新しい靴で散歩すれば気持ちも新鮮になり、いつもの景色も新しい発見があるかもしれません。
 
普段は家の近くを散歩する位しかできないと思いますが、休みの日には思い切って遠出して自然の中を思いきり歩いてみましょう。
本屋さんに行くと手軽なハイキングコースの本が出てますのでそれらを参考にするといいでしょう。
1~2時間電車に乗ると結構いろんなところに行けるものです。
 
休日の朝、普段より少し早起きをして、電車に乗って出かけましょう。
休日は電車から見える景色も違って見えますし、行き帰りの電車でボーっと景色を眺めるのもいいですよね。
目的地に着いたらできるだけ五感をすべて働かせて森の気を感じ取りましょう。
目に見えるものだけではなく、注意深く気配の様なものを感じながら森の中を歩いていると、森の気と自分の気が同調してくるのを感じられるようになります。
春は一年の中でもっとも気のめぐりが活発になる季節です。普段ストレスで滞りがちな気を自然の力を借りて、のびのびと巡らせてあげるのです。
 
いつもと違う場所に行って、いつもと違うことをすると気持ちが切り替わりやすいので、とてもいいリフレッシュになります。
特に普段からストレスを感じている人やいつも仕事のことが頭からはなれなくなっている人は、気持ちの切り替えが必要です。 
さあ、新緑の森の中へ出かけてみませんか。


 【フォルスの台所から】

 「春の献立」
・前菜(タラの芽の黄身揚げ、ワラビのお浸し、行者ニンニクの醤油漬け)
・山菜の辛子酢みそ和え
・竹の子団子とワカメのお吸い物
・玄米ご飯(ヒヨコ豆・黒米)
・フキの信田巻
・手打ちそば
・ヨモギもち
・タンポポコーヒー
 
近所の市場は地物の山菜や野菜がところ狭しと並んできました。
旬の新鮮な食材は素材そのものの美味しさを味わっていただけるようにできるだけ手を加えすぎないよう心がけています。
これから大きく育とうとするエネルギーを沢山たくわえた春の味覚は身体をしゃっきっと元気にしてくれます。 文枝


 「フォルスのレシピより」

○フキの信田巻
 
フキの緑が春を感じさせます。
この季節だけの期間限定の素材ですのでぜひトライしてみて下さい。

「材料」6人分
フキ1把、油揚げ大3枚、かんぴょう1袋
出し汁500cc、薄口醤油大サジ1
白醤油大サジ3、みりん大サジ2、

「作り方」
1、フキは板ずりをしてゆでてスジを取り油揚げの長さに合わせて切りそろえる。
2、油揚げは油抜きをして3片を切り落とし広げる
3、かんぴょうは塩もみをして、水洗いして水に浸しておく。
4、油揚げにフキを並べて巻き、かんぴょうで4ヶ所をしばる。
5、出し汁にみりん、薄口醤油、白醤油で味を調え4を入れ沸騰したら弱火にして15分弱火で煮る。
6、4つに切り分けて器に盛りつけ汁をはる。

○ヨモギもち

「材料」10個分
よもぎ40g、白玉粉200g、水190cc
あんこ150g

「作り方」
1、よもぎの新芽を塩を加えた熱湯で1分ゆで、水にさらしてしぼり、みじん切りにしてすり鉢でよくすります。
2、白玉粉に水を加え耳たぶの硬さにこね、湯気の上がった蒸し器で弱火で20分蒸す。
3、1と2をすり鉢に入れて全体にむらがなくなるまでよくつく。
4、あんを10個にわけ、3で包む
5、片栗粉をひいたバットの上で形を調える。


【情報スクランブル】 

  「書籍紹介」

○ソース  マイク・マクマナス著     VOICE刊
 
この本の題名の「ソース」とは、英語で「源」という意味があるそうです。
その人の生きる意欲の源とか、ワクワクの源泉という意味を込めて「ソース」とよんでいるそうです。
 
自分の好きなことをしているとき人は生き生きとしています。
本当に好きなことはそのことを考えるだけでもワクワクしてくるものです。
ワクワクすることはその人が本当に何を望んでいるのかを見つけてくれる大切な感覚です。
そのワクワクを見つけて自分の本当に望んでいる生き方をしていこう、そうすることで毎日がもっと生き生きとしたものになるというのがこの本の趣旨です。
 
ワクワクすることをしようという考えは以前から多くの人がいっていますが、この本の独創的なところは、ワクワクすることを仕事や趣味などひとつのことに限定しないで、自分がしたいと思うことをすべてやろう、そのことで自分のすべての面でのバランスがとれてくるという点です。
 
このころあまりやる気がない、仕事にいきづまりを感じている、現状を変えたいがなにをやったらいいかわからないという人には是非お勧めしたい本です。
この本を読んで私も考えさせられました。
仕事面ではワクワクすることはたくさんあっていいけれど、それ以外の趣味やプライベートな部分でのワクワクがだいぶ少なくなっているなと思い、子供が生まれる前まで好きでよく乗っていたオートバイをまた始めてみようかとオートバイの雑誌を見ていたらワクワクしてきました。
よーしバイク買うぞ。


 「スタッフ紹介」
 
2月にヒゲがトレードマークの宍戸先生が入り、4月からは女性の鍼灸師三保田先生が入りました。
三保田先生は鍼灸だけでなくアロマテラピーの治療もできるので女性の方にはより魅力的な治療メニューが組めるようになると思います。
始めのうちはお料理の勉強をしてもらい、しばらくしたら治療の方にも加わってもらう予定です。
それでは本人から一言どうぞ。      
 
はじめまして、三保田です。いま調理のお手伝いを主にさせていただいています。旬を意識した、野菜たっぷりのフォルスの料理は、つくっていて自分でも不思議なほど楽しいです。
先の書籍紹介にあったワクワクする感覚かもしれません。
小淵沢の自然環境、そのリズムに触れたことにより、以前住んでいた東京でのスピードアップした生活リズムが変化し、はじめて気づけたことであったように感じています。
皆さんも小淵沢でいっときスピードを落としてみませんか?


【八ヶ岳までの道のり】
 
毎日治療をしていて、ゲストの方によく「先生はなぜこの仕事をするようになったのですか」と聞かれることがよくあります。
これまでいろんなことをしてきましたが、今考えると全てが今していることにつながっていると感じます。私がどのような経緯でフォルスを開設することになったのか、そんな体験談を前号に引き続き掲載いたします。

シャロムでの暮らしで自然食やヨーガはすでに実践していたので、東洋医学を勉強し治療する技術を身につけそれと宿泊施設を合わせれば面白い施設ができるぞと思った。
そう考え始めたらすぐに実行に移さなければ気がすまないので、すぐに鍼灸学校の入学案内を取り寄せた。
すでに1月だったので1次募集は締め切られており2次募集の応募に間に合うのも全国で2校だけだった。
すぐに両方に願書を出してそれから受験勉強を始めた。
急に思い立って申し込んだので知らなかったが、思っていたより入るが難しいらしく倍率も結構高いのだ。
2校のうち仙台の学校になんとか合格し、久しぶりの学生生活を仙台ですることになった。
 
鍼灸の専門学校は3年間で入学金や授業料もばかにならない金額で、蓄えがほとんど底をついてしまった。
文枝が働いてくれていたおかげでなんとか生活できている状態だったが、不思議と将来に対する不安は二人ともまったく感じていなかった。
どんなことをしても食っていくくらいならなんとかなるという妙な自信が海外の生活で養われていたようだ。
 
朝は新聞配達をして、昼学校に行き、夕方からは治療院の手伝いと漢方の勉強会、あの頃は本当によく勉強したと思う。
学ぶというのがこんなに面白いことだと25歳になってはじめてわかった。
学校に入って半年ほどで学校の勉強だけでは限界を感じて、個人的に漢方の勉強も始めた。

鍼灸院と漢方薬局をやっている先生のところで漢方と鍼灸を学び、治療院の手伝いもさせていただいた。
ここの先生が素晴らしい先生で、漢方や鍼灸などの東洋医学だけではなく、易や四柱椎命、風水、気功、精神世界など幅広い分野で独自の世界観を持っている先生だった。
学校ではなく私塾のような形で個人的に教えているだけだったが、医師や衆議院議員、薬剤師、鍼灸師、普通の主婦など多彩なメンバーでおこなわれ、先生は現在の松下村塾だといっていた。
先生は時々東洋医学から話が脱線して精神世界の話になるのだが、それがまた先生という人を学ぶいい学習になっていた。
私はこの先生から東洋医学の神髄を徹底的に教え込まれた。
この先生は素晴らしい先生にもかかわらず、筆無精で本を出されていなかったので、全国的にはあまり有名ではなかった。
そのおかげで、本当に手取り足取りマンツーマンの様な形で教えてもらうことができた。

私がいまゲストの方にアドバイスしているさまざまな健康法の要になっている体質の見分け方はほとんどこの先生に教わったといってもいい。
またそれ以上に先生の生き方を通して、常に学び続ける姿勢と物ごとの本質を見る大切さを身をもって教えていただいたような気がする。
たまたま2次募集でそこにしか受からなかったので暮らすことになった仙台で、それも学校以外のところで出会えた先生との出会いは私の人生の大きなターニングポイントになった。
 
鍼灸学校を卒業し無事に国家試験にも合格したところで、東京の治療院で働くことにした。
世田谷の三軒茶屋にある治療院で患者さんの数も多く忙しいところだった。
しばらくして代々木上原に分院を出す話があり、新規の治療院を立ち上げることに興味があったので自らすすんでオープニングスタッフに加わった。
新しい治療院は始めこそ暇だったものの、しばらくすると口コミで患者さんが増え始め順調に軌道に乗り始めた。
 
この治療院から歩いて10分ほどのところに現在フォルスの提携診療所になっている幡ヶ谷診療所があった。
この診療所は以前、みどり会診療所といい伊豆高原にあるみどり会保養所という食事療法をおこなう施設を運営していた。
私がいったころはすでに創立者の馬淵先生は亡くなっていたため、現在の川勝先生が診療していたが、私が食事療法の施設に興味があることを知るとスタッフを募集しているらしいと教えてくれた。
 
すぐに電話をして詳しい話を聞いてみると、調理の経験があって、ペンションでも働いたことがあり、治療師の資格があるなら文句なしなので、できるだけ早く来てほしいという返事だった。
そのころには新しい治療院も軌道に乗っていたので、院長に事情を話してやめさせてもらうことになった。
オープニングスタッフだったのでいろんな思い入れもあり後ろ髪を引かれるような気持ちもあったが、自分の中にある滞在型の総合的な施設で働いてみたいという気持ちは押さえようがなくなっていた。
 
東京を離れ、伊豆での新しい暮らしが始まった。
北国で育った私たちには伊豆のうっそうとした緑は新鮮だった。
東京の治療院にいるときはどこかで仕事として割り切って働いていたが、伊豆での仕事は自分の関心のあることだったので、毎日張り切ってやっていた。
ただ、思い入れがあるぶんだけしばらくすると理想と現実のギャップを感じるようになってきた。
そこは株式会社の一営業部門として運営していたので、何かをする際には常に会社の決済をもらわなければならなかった。
ゲストにもっと喜んでもらうための仕事よりも事務仕事の方に追われているような感じだった。
そんな中で仕事をしているうちに自分で独立してやってみたい。
自分の力を出し切ってのびのびと思うようにやってみたいといつも思うようになってきた。
 
そんなときに日経新聞の取材が来て新聞に記事が載ることになった。
この反響がものすごいものだった。
その時にみんなこんな施設を求めているんだ、ただその受け皿になるような普通の人が違和感なくいける施設がないだけなんだと確信した。
そう思うともう自分でやりたいと思う気持ちは抑えきれなくなっていた。
 
自己資金はあまりなかったので両親を説得してなんとか協力してもらおうと頼み込んだ。
おまえがやりたいことをやればいいといっていた親もさすがにいざ実家以外のところに本拠地を構えるということになるとあまりいい返事はしなかった。
それは、もう私は実家に帰るつもりはありませんと宣言しているようなものだったからだ。
それでもなんとか強引に両親を納得させ、両親から借金するだけでなく両親にも借金をさせ、当然自分も借金をして物件を探しはじめた。
 
その頃私は30歳、上の子がまだ3歳、下の子が生まれたばかり、なにもよりによってこんなときに大借金をして勝負をかけなくともと親が心配するのも無理はない。
もちろん私にも不安はないわけではなかった。
しかし自分の夢がかなうという期待の方がもっと大きかった。
 
伊豆に住んでいたのではじめは伊豆で探していた。
伊豆は地価も高くなかなか自分の手の届く範囲では思うような物件が見つからなかった。
ようやくなんとか手の届きそうなところがあったと思い、その気になっていたら違う人に決まってしまい、結局伊豆はあきらめることにした。
 
今度は首都圏からの交通の便を考え、東京にいたころバイクでよく行った八ケ岳の周辺で探すことにした。
開発が進み建て込んでいる伊豆に比べると八ケ岳は広々してまだ田舎っぽさが残っていた。
電車で来る人にも便利がいいように特急の止まる駅がいいと思っていたら、小淵沢にちょうどいい物件が見つかった。
周りの建物から離れていて駅や高速のインターからもさほど遠くない。
ペンションをやっていた人がやめて空き家になって2年くらいになっていた。
2年も人が住んでいなかったので庭は草がぼうぼうになり、木製のテラスは腐ってぼろぼろになっていた。
しかし基本的なところはしっかりしているし、中は意外にきれいな状態で保存されていた。
ぱっと見はおんぼろのようになっていたが、手直しすれば見違えるようにきれいになると思った。
 
それから毎週のように伊豆と小淵沢の往復が始まった。
不動産屋との打ち合わせ、金融機関との折衝、役所関係の届け出、許可、新しい施設に必要な買い物、改装工事の打ち合わせなどなどしなければいけないことは山ほどあった。
それも仕事をしながらだったので、普段通りに仕事をこなして、休みの前の日に伊豆を出て深夜に小淵沢に着いて、車で仮眠して日中用事を済ませ、夜に戻るというハードなスケジュールだったが、自分のやりたいことができるという充実感があったので大変だとはあまり感じなかった。
むしろ忙しくなればなるほど力がみなぎってくるような感じさえしてくるのだった。
     以下次号に続く


【寄せ書きから】
 
フォルスでは来ていただいた方が、お帰りの際に寄せ書きを書いてもらっております。
ほんの気まぐれで始めたことだったのですが、今になってみると一番の宝物になっています。
こちらにいらしたときには是非開いてみて下さい。

年に一回は身体のオーバーホールに来ることに決めています。
美味しい水、新鮮な山の空気を存分に身体に取り入れてまた元気が出てきました。今年も行けるうちに友人と旅行しようと思っています。
生きている間は元気でありたいと思っているので、また疲れがたまったらお願いにきます。 69歳 女性

失意のどん底でこちらにやってきました。
不安と期待いっぱいではじめた断食は思ったより辛くなかったです。
広大な自然の中に身を置いてみると、今までふさぎ込んでいた自分がなんてちっぽけなんだろうと思えてきました。
ここに来るまでは生きる気力も失って先が見えなくなり、すべてに投げやりになっていたのが、今こうしてみるとそれも一つの試練かなーなんて思えてきます。ここに来て得られたパワーを大切なお土産として持って帰ります。
本当にありがとうございました。    29歳 女性
 
ダイエットのついでに体質も改善できたらなと、ほんとに軽い気持ちで来ました。今まで本やテレビの情報をうのみにし、自分の身体の声も聞けずにいいどころか逆にどんどん悪化させていたような気がします。
ここで自然食の素晴らしさをしったので、いまはいかに美味しく健康的な食生活ができるかにとても興味が湧いてきました。
美しくなることは痩せることだけではなく、健康になることだと思います。
ここでの経験はもしかしたら私の人生観をひっくり返してしまったくらい貴重なものでした。
みなさん本当にありがとうございました。 20歳 女性

自然食ってこんなに美味しかったんですね。
断食の人が多いけど自然食をまた食べに来ようって思ってます。
グルメな夫は毎週末美味しいと聞いたレストラン、焼き肉屋にこれでもかって程お金をつぎ込んだ。
確かにその時食べた霜降りの肉や、とろけるような大トロ美味しかったけど、金曜日に食べた夕ご飯やお肉より美味しい車麩のフライは、なんかすごくシンプルに私の味覚にあっていたな。
東京に戻ったらおダシでみそ汁作って、玄米炊いて、そんなシンプルな食事をしてみたいです。 35歳 女性


     「編集後記」

落葉松が淡い緑に芽吹き、桜の花は満開に、田んぼには田植えのための水が張られ、その水面には白く雪をいただいた八ケ岳がくっきりとその姿を映し出し、日本の原風景そのものという眺めです。
この季節になると日本に生まれたこと、そしてここで暮らせることの幸せをただ有り難く感じます。  大沢

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