やすらぎの里 通信  Vol, 58 【肥満について考える】

●目次 
○肥満について考える
○やすらぎの台所から
「やすらぎのレシピ」若竹煮、竹の子団子、竹の子のステーキ
○情報スクランブル
「おすすめの書籍」自分をあきらめないで。絶対うまくいく!
「スタッフ紹介」関根 豊
「自由に使えるパソコンを用意しました」
○やんもの森から
○寄せ書きから
○編集後記

  
【 肥満について考える 】

「男性の肥満が急増している」
ダイエットといえば、若い女性がすることと思っている方が多いのではないでしょうか。
実際に世間にあふれるダイエット情報は、ほとんどが女性向けのものです。
しかし、専門家の間ではダイエットが本当に必要なのは、男性と子供であると言われています。

現在、30~60代の男性の3割は肥満であるといわれています。そして、いずれの年代も10年前よりも増加傾向にあります。
一方ダイエットに熱心な女性はというと、50~60代で肥満はやや増加傾向にあるものの、若い女性は減少傾向にあります。
もっともダイエットが必要な男性が無関心で、あまり必要の無い若い女性が熱心にダイエットをしているというのが今の日本の現状です。

特に深刻だなと思うのが、30~40代の働き盛りの男性に肥満が著しく増えていることです。
この年代はもっとも仕事が忙しい時期です。
仕事では中間管理職となり、上司と部下の間で気を使い、私生活でも結婚や子育てなど、時間に追われる毎日が続きます。

そうなるとどうしても食生活がおろそかになって、簡単に食べられるラーメンや牛丼、カレーなど高カロリーの食事が多くなってしまいます。
また、お酒を飲む機会も多くなると、さらにカロリー過多に拍車がかかってきます。
自分はまだまだ若いと思っていても、気がつくと立派な中年太りのお腹になり、内臓にたっぷり脂肪がたまっているのです。

「こどもが危ない」
今では「子供は風の子」という言葉は、もう死語といってもいいでしょう。
今の多くの子供たちは、ゲームやインターネット、塾や習い事で一日のほとんどを家の中で過ごしています。
どうかすれば、外回りの営業のお父さんよりも運動量は少ないくらいかもしれません。

さらに、家にいると食べ物は常にあるので、ゲームをしながらスナック菓子を食べ続け、水の代わりにジュースを飲んでいます。
文部科学省の発表によると、この30年で小中学生の肥満児は約3倍になったといわれています。
確かに、子供の行事で学校に行くと、肥満の子供たちが目に付きます。

肥満の子供たちの多くが高脂血症や脂肪肝の予備軍で、将来糖尿病や、高血圧、肝臓病などになる確率が非常に高いといわれています。
また、肥満の子供のほとんどが将来も肥満のままという統計もあります。

「脂肪細胞の増える時期」
脂肪細胞は一生のうちで数が増える時期が決まっています。
1、妊娠中の胎児の時期。
この時期に母親が食べ過ぎると、過剰な栄養が胎児の脂肪細胞の数を増やします。
2、乳児期(生後約1年間)
3、思春期
この3つの時期に脂肪細胞が増えてしまうと、その細胞の数は一生変わりません。
重度の肥満のほとんどがこの脂肪細胞の数が多い人だといわれています。
子供の肥満が重要視されているのは、このような理由からなのです。

「肥満は遺伝するか?」
両親共に肥満の場合は、子供が肥満になる確率は
80%、母親だけが肥満の場合は60%、父親だけが
肥満の場合は30%、両親共に正常体重の場合は
10~20%といわれています。
このデータをみると肥満には遺伝が大きく関係しているようですが、一概にそうとも言えません。
実際には、遺伝子レベルでの本当の遺伝よりも、生活習慣が受け継がれるという環境的な要因の方が大きいと言われています。

アメリカでの実験で、一卵性双生児を環境の異なる別の家庭で育てた場合、両親が肥満の家庭では肥満になり、違う環境では普通の体重だったということです。
さらにその後、同じ環境にしたら二人とも肥満になったそうです。
もし、肥満になりやすい遺伝子をもっていても、生活習慣さえ正しければ、肥満にならないですむのです。

「肥満のタイプ」
脂肪には内臓の周りにつく「内臓脂肪」と、皮膚の下にたまる「皮下脂肪」の2つがあります。

この2つは同じ脂肪でも危険度はまったく違います。
「内臓脂肪」はお腹の内臓の周りにたまっている脂肪で、生活習慣病を引き起こす危険な脂肪です。
この脂肪はほとんどがお腹の周りにつき、真ん中がふくらんでいるので「りんご型肥満」と呼ばれています。

一方、「皮下脂肪」は、お尻や太もも、二の腕などについています。
大きな病気の原因にはなりにくいのですが、一度ついたらなかなか落ちにくい脂肪です。
下半身につきやすく、形が洋ナシに似ていることから「洋ナシ型肥満」と呼ばれています。

「肥満の原因」
肥満になるのは食べすぎ・・・?とばかりもいえません。
世の中には食べ過ぎても太らない人はたくさんいます。
逆に少ししか食べていないのに、太ってしまう人もいます。この違いはいったい何でしょう。
それは胃腸の消化吸収の働きと、栄養を燃焼する働きの違いによります。

吸収がいい人は、食べ物の栄養をむらなく吸収します。「嫌だわ、そんなこと。」
そう言わないで、これはとってもいいことなんです。
吸収のいい人は、病気になっても回復が早い。
特に大きな病気(癌など)をしたときに、劇的な回復をするのは吸収のいい人たちなんです。

問題なのは、栄養を燃焼する働きの弱い人です。
いわゆる代謝が悪いという状態です。
ここ30年の間に日本人の基礎代謝はかなり下がってきています。
特に生まれたときから、便利な生活をしている30代以下の世代でその傾向が顕著です。

便利すぎる生活は、生活の中で動くことが少ないので、筋肉量が減り、基礎代謝が低下してしまいました。
代謝が低下した状態で吸収のいいジュースやお菓子ばかり食べている。
そんな生活が肥満をますます増加させているのです。

「肥満を解消するために」
まず自分が本当に肥満かどうかチェックしてみましょう。
若い女性の場合は実際にはやせる必要のない人が、
必死にダイエットをしている場合も多く見られます。
逆に、ダイエットが本当に必要な男性や中年以降の女性は開き直って、まったく無関心な場合が多いのです。

適正な体重を調べる場合に世界的に一番よく利用されているのがBMI(Body Mass Index)という指数です。
BMIは下記の計算で求めることができます。

BMI=体重(kg)/(身長(m))2
標準値が「18.5~25」で理想数値は22位です。

すなわち理想体重=身長(m)2×22 となります。
25以上だと、生活習慣病等のリスクが高まるといわれて
います。
食事はできるだけあっさした和食をこころがけましょう。
食品の中で、一番カロリーが高いものは脂肪です。
洋食は調理するときにバターやクリームなどの脂肪分をたくさん使います。それに比べると和食は、油は使わなくても美味しい料理がたくさんあります。
特にフライなどの揚げ物は衣がたくさん油を吸うので、頻繁に食べていると油の取りすぎになります。
多くても週に1~2回位まで、コンビに弁当や、スーパーのお惣菜、ファミレスのランチをよく食べる人は注意してください。

もうひとつは、柔らかいものや飲み物で糖分を取り過ぎないことです。
糖分はもともと吸収が早いので、取りすぎると肥満の原因になります。
しかし、甘いものは美味しいので、やめるのもつらいものです。そこで、甘みは素材そのものに含まれる甘みから取るようにします。
例えば、果物やドライフルーツ、いも、かぼちゃなどです。これらのものは糖分以外にも繊維が多く含まれているので、糖分が一気吸収されるのを防いでくれます。

減量するために、極端に食事を減らす人がいますが、これは長く続くものではありません。
量を減らすのではなく、食事の中身を変えていきましょう。

「肥満にならないために」
肥満を解消するためには、食生活の改善はとても大事なことです。
しかし、食生活の改善だけでは片手落ちです。
そう、運動です。
ダイエットのために運動しても、なかなか体重は減ってくれません。
運動の消費カロリーは思ったよりも少ないからです。
「それじゃあ、運動してもむだってこと!」
そんなことはありません。
運動は体重を維持して、やせやすい体を作るために必要なんです。
運動を続けていると、筋肉が増えて基礎代謝が上がってきます。そうなると、エネルギーを燃焼しやすい体になるので、体重が増えにくくなります。
運動は減量のためではなく、食事で減らした体重を維持して、減りやすい体を作るために必要なのです。
運動といっても激しい運動をする必要はありません。
散歩でいいんです。
なんとか1日30分は歩きたいですね。
これは、代謝を保つために最低限必要な運動量です。
これもやらなくなると代謝が低下して、太りやすい体になってしまいます。
散歩する時間がない人は、通勤時に歩く時間を作るようにしましょう。
暑くも寒くもなく、運動を始めるには最高の季節です。
寒い季節も終わったことですし、厚い脂肪は脱ぎ捨てて、身軽な体になって夏を迎えましょう。

【 やすらぎの台所から 】
○若竹煮
今が旬の竹の子とわかめをあっさりと煮た春らしい一品です。竹の子のきれいな色を生かすために薄口醤油と白醤油を使ってだし汁の色が濃くならないように仕上げます。
「材料」 4人分
竹の子1本、がんもどき4個、わかめ 好みの量
あく抜き用の米ぬか1/2カップ、鷹の爪1本
「調味料」
だし汁500cc、白醤油大サジ1と1/2、薄口醤油大サジ1
「作り方」
1、竹の子の穂先を斜めに切り落とし、厚い皮を2~3枚取り、半分くらいの深さまで縦に切れ目を入れる。
2、大き目の鍋に米ぬか1/2カップと鷹の爪1本を入れて40分~1時間煮て、竹串が根元に刺されば煮えているのでそのまま冷まして、水洗いして皮を全部むく。
3、わかめは水で戻し5cmくらいに切り水気を切る。
4、がんもは熱湯でさっとゆでて油抜きする。
5、竹の子の根元を半月に切り、穂先は縦に切る。
6、切った竹の子をがんもと一緒に調味しただしで煮る。
7、器に盛りつける直前にわかめをさっと加えて温めて、器に盛り付ける。

○竹の子団子 
竹の子がたくさん取れたときに根本の少し硬いところももったいないので、なんとかおいしく食べる方法はないものかと考えてつくったのがこれです。
団子にしておけばお吸い物やスープに入れたり、ミートボールのようにしたりと応用は自由です。
「材料」
竹の子 300g、鶏肉200g、卵1個、生姜ひとかけ
片栗粉大さじ4、塩、醤油少々
「作り方」
1、竹の子をすりおろして水気をしぼる
2、1と鶏肉をフードプロセッサーにかける
3、2に生姜のすりおろし、塩、醤油、卵、片栗粉を加えよく練る
4、2~3cm位のボールに丸め、片栗粉をまぶして油で揚げる

○竹の子のステーキ
シンプルだけど竹の子の美味しさが存分に味わえます。
「材料」4人分
竹の子 1本(水煮にした状態で300gくらい)
「調味料」
A だし汁 200cc、薄口醤油 大さじ1、塩 小さじ1/4
B 濃口醤油 大さじ1、酒 大さじ1、みりん 大さじ1
「作り方」
1、竹の子を1.5cmくらいの厚さに切り、Aで10分くらい煮て冷ましておく
2、フライパンに油をしき、汁を切った竹の子をBの汁をかけて焼く
3、出来上がったら、上に山椒の葉をかざる

【 情報スクランブル 】 
「おすすめの書籍」
○自分をあきらめないで。絶対うまくいく!  三笠書房 矢野 惣一著
この本は心理的な問題を抱えている方だけではなく、幸せな成功を目指している人に文句なしにおすすめです。
著者の矢野先生は心理療法と成功哲学を組み合わせた「SAM」というプログラムをおこなっているセラピストです。
大脳科学で裏づけされた理論は、わかりやすく専門家にも充分納得できる内容です。
内容もおすすめですが、付録のCDがとってもいいんです。私が自信をもっておすすめできる本です。

「スタッフ紹介」
○関根 豊 フロント担当
2月からフロントに、まさにやすらぎの里にぴったりのスタッフが入ってくれました。
さわやかな笑顔と丁寧な接客がゲストの皆さんに好評です。カナダでナイアガラの滝を案内するツアーガイドや、老舗旅館でフロントの主任をしていた経験もあります。
それでは、本人から一言。

みなさん始めまして、こんにちは。
2月からやすらぎの里で働かせていただいております、
フロント担当の関根です。
どうぞよろしくお願いいたします。
伊豆が大好きでゲストの方々にいろいろご紹介できればと思っています。伊豆のことでしたら何でも聞いてください。
またゲストの方々と会話をしながら毎日楽しく仕事をしていきたいと思っていますので、お越しの際はお気軽に声をかけてください。
やすらぎの里でお待ちしてます!  関根

「自由に使えるパソコンを用意しました」
貸し出し用のパソコンがあればという要望が多くありました。なにもここまで来てパソコンを使わなくてもと思い、用意していませんでした。
しかし、出かけるときの施設や交通手段、お天気などを調べたい、Hot mailやyahoo mailをチェックしたいという声が多くなりました。
そんな声に答えて、やすらぎの里のロビーに自由に使える貸し出し用のパソコンを用意しました。

だれでも自由にネットを使えて、Hot mailやyahoo mailでしたらチェックできます。
また、自由に使えるLANの端末も用意しましたので、自分のノートパソコンを持ってきていただければ、メールもチェックできます。
やすらぎに来てまで、仕事をするのもどうかな?という感じもしますが、メールチェックができなければ長期で仕事が休めないという方もいます。
そんな方にもやすらぎの時間をとっていただきたいと思い用意させていただきました。 

【 やんもの森から 】
先日、ゲストの方と一緒に竹の子を掘りに行ってきました。
朝6時30分に玄関前に集合して、バスで竹林まで出発。
とった竹の子が夕食になるので、みんな朝から気合が入っています。

山の中を少し歩き、竹林の中に入るとみんな
「わ~、きれい!」 「すっごい、太い竹!」
静かな竹林の中にみんなの声がこだまします。

「土の中から少しだけ穂先を出していますからね。
よく探して、見つかったら声をかけてくださいね。」

すぐに「あった!こっち、こっち!」と声がかかります。
竹の子の周りの土を掘り、最後に根元にグサッとスコップを入れて掘り出します。

出てきた竹の子を見て「うわ~、大きい!」
みんなの歓声が響きます。

こうなると、がぜんみんなが張り切って探し始めます。
「あった、あった!こっちです。」「こっちも、見つかった!」
あっちからも、こっちからも声がかかります。

竹の子の周りになにもないところはいいのですが、竹の根がびっしり生えているところは、掘るのが大変です。

掘る係りは、額に汗して、スコップで必死に掘ります。
30分くらいで立派な竹の子が15本も掘れました。
たくさん取れた竹の子を抱えて、みんな満足した表情で帰りました。

帰ってからは、台所が忙しくなります。
竹の子は下ごしらえが大変です。

すぐに、土を洗って、包丁を入れ、米ぬかと一緒にゆでます。ゆであがったら、そのまま冷まして、下ごしらえは完了です。

今回の竹の子は、根本の少し固いところは、竹の子団子にしてお吸い物に、真ん中は竹の子のステーキに、穂先の柔らかい姫皮はサラダにして出しました。

なんせ堀たてですから、柔らかくて美味しいんです。
まして、自分で掘った竹の子ですから、ますます美味しく感じます。

自分の手でとった旬のものを、新鮮なうちに食べられる。
これってすっごく贅沢なことだと思いませんか。

ビタミンや栄養素はどれくらいあるかわかりませんが、
生命力はいっぱいにつまってますよ、この竹の子は。

【 寄せ書きから 】       
やすらぎの里では来ていただいた方が、お帰りの際に、寄せ書きを書いてもらっています。滞在中の感想から感謝の声まで、すべてスタッフみんなの活力になっています。その中の一部をご紹介させていただきます。

一週間があっという間に過ぎました。
桜の花見にも恵まれ、心豊かにやすらぎのひと時を過ごせました。
やすらぎの里から海洋公園まで5kgの道も完歩しました。
大沢先生、奥様、スタッフの皆様に心から感謝。
本当にありがとうございました。 50代 女性

一週間本当にお世話になりました。
はじめの3日はだるくて寝てばかりいましたが、断食明けに食事をしてからからだが目覚めたっていう感じでした。
そして、待ちに待った最終日の夕食、本当に涙が出るほど美味しかった!
こんなに食事が美味しく感じたことって、ほんと何年ぶりだろう。言葉にできない達成感をお土産に帰ります。
また疲れたら来ますので、そのときはよろしくお願いします。  30代 女性

3度目の滞在で初の3日断食に挑戦しました。
不安もありましたが、以外に元気に過ごせました。
はいてきたGパンがゆるくなってびっくり。
体だけでなく、気持ちもとてもリフレッシュできて、またびっくりです。
桜もベストシーズンで、今年度はさい先がいいスタートとなりそうです。今度は食事のコースで伺いたいです。
ありがとうございました! 30代 女性

「編集後記」
去年から畑をやろうと考えていたのですが、いろいろドタバタしていて結局できずじまい。今年はようやく少しゆとりもできたので、念願だった畑もできそうです。

畑はやすらぎの里から車で10分くらいいった田園風景が広がる「池」という地区にあります。
やすらぎの里に来てホタルを見に行ったことがある人ならわかるんじゃないでしょうか。
あのホタルがいたところの近くです。

この間から畑の持ち主の「拓さん」にお願いしていました。
今日もまた、しつこくお願いしてなんとか連休明けには始められそうです。
近くでは元スタッフの野見山夫妻が畑を作っています。
彼の畑もだいぶ土が出来てきて、これからが楽しみです。

自分が食べるものを、自分の手で作る。
当たり前のことだけど、今の時代ではなかなかできませんよね。 
なんか、今からわくわくしています。    大沢

コメントをどうぞ