【養生ブログ】海を眺めながら温冷浴!

海の見える展望露天風呂
メンタル疾患で不眠の方、滞在中も何度も目覚めていたという。

「昨夜、温冷浴の実践で一度も起きることなく、ぐっすり眠れた」と報告を受けました。

養生館の露天風呂には水風呂がしつらえてあります。

養生館のリピータには猛者が多く、慣れたもので来るたびに行っている方もいるようです。

この際ですから、温冷浴について古典を紐解いてみましょう。

昭和25年「西式健康読本」によると、そのやり方は、

1分ずつ水から始めて水で終える。計5回。

水→湯→水→湯→水

『実行に当たっては、胸を張り、姿勢を正して、充分に肺胞を拡張すること』

古来宗教の修行で滝行や水行が行われますが、水浴中はある種の変性意識状態になるともいわれ、その時の心持ちが大きく影響するようです。

病人は病気が全快し溌溂とした自分をイメージしながらやってみるのもいいかもしれません。

『温冷浴は、皮膚の収縮拡大をやるので、垢がよく落ちるから、石鹸を使う必要はなく、唯外に露出している部分と股間、足先だけを洗うていどで充分である。』

僕も実際に髪の毛を石鹸で洗うくらいで、全身を泡まみれにしてこすったりしません。

『温冷浴に馴れると、温浴のみでは気持ちがさっぱりしない。また、少し風邪ぎみのときや、風邪がぬけきらないとき、または疲労回復には、温冷浴は誠に妙である。温冷浴、このごろ燃料がなく、毎日自宅で風呂も沸かないから、銭湯でやらねばならぬが、そのときはよく周囲にことわってやられたい。』

これはやってみると本当に実感されます。
僕は「起死回生の妙法」と呼んでいます。
生まれ変わりたいとき、脱皮したいようなときに最適。
最強のリフレッシュ法といえましょう。

燃料がないという記述は、当時の困窮した時代がしのばれます。

銭湯の件は今でも大切な嗜みで、水が他人にかからないようにしたいものです。
湯と水を慌ただしく行き来するために情緒を破壊する恐れがあります。
洗練された動きを心掛けます。

白眼視はそのうち慣れる…

『温冷浴は、上記の方法で始めれば、いつからでもよいが、夏から始めれば楽である。この温冷浴は、簡易風邪引き演習である。すなわち、水浴は悪寒であり、温浴は発熱である。こういうふうにすると、マラリアも根治し、神経痛、ロイマチス、喘息、偏頭痛などは、この方法で好結果を得る。梅毒、淋病などの花柳病の療法には、必ず実行せねばならない良法である』

矢継ぎ早に自律神経を交感神経と副交感神経をスイッチすることで、自律神経がシャキッとリセットされるかのようです。

まさに始めるなら今から夏にかけて水温のぬるい時期でしょう。
軌道に乗って真冬に突入します。
その頃には強健な心身となっていることでしょう。

『温冷浴は、血液、淋巴液の還流を促進してこれらを浄化すると同時に、皮膚の収縮拡大を行なわしめ、皮膚機能を増進するものである』

先日、幼稚園に娘を迎えに行くと、3歳くらいだろうか、アトピー性皮膚炎でむずがる子どもを見かけました。

皮膚疾患は往々にしてアレルギーの素因をあわせもちます。
温冷浴は皮膚のかゆみをしずめると同時に副腎を刺激しアレルギーを抑制します。
(詳しくは、小山内博「水かぶり」でアレルギー知らず!を参照されたい)

『水が健康な人にとって健康と活力を維持するためのすばらしい薬であるなら、それは最も自然であり、最も使用しやすい治療薬でもあります』

とドイツのクナイプ博士も多用しました。

さあ今日からみなさんもいかがですか!

ただし循環器系の疾患を抱えている方は主治医と相談してください。

“【養生ブログ】海を眺めながら温冷浴!” へのコメントが 2 件あります。

  1. 小山弥生

    温冷浴、ハリーさんに教えていただいてから養生館で初めてやりました
    今もたまにやってますが、繰り返して入ると温浴より冷浴の方が気持ち良いのがわかります
    家では最後に水をかぶって出ます
    ヒっとなってシャキッとしてポカポカします

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